こんにちは🙂
今回は、タロットカードの大アルカナ【15番 悪魔】の意味を考えます。
“悪魔”という言葉を聞いて
みなさんはどんなイメージを持ちますか?
人を苦しみに突き落とす張本人、
人に意地悪をするようにそそのかす狡猾な他人、
人が幸せになろう、夢を叶えようとしている行動をどうしても応援できない心の様子
まるで、悪魔は第三者の立場で
私たちに襲いかかる存在のように
思えませんか?
ですが、
悪魔は、本当に第三者なのでしょうか?
この悪魔のカードの意味を考えるとき
前方に位置されているカードを見ていくと、
悪魔の存在する場所😈 が
第三者ではないと気づきます……。
それじゃあ、
一体どこにいるの?
悪魔のカードを手がかりに
探していきたいと思います💨
価値観が変わった直後に起こること
悪魔のカードの一つ前に
【14番 節制】というカードがあります。
このカードに描かれているのは、
巨大な翼を持った天使が
両手に聖杯を持ち
その聖杯からあふれる水を
交互に循環させている姿です。
天使の胸には
三角形の図があります。
この三角形は
四世界構造の一つ、“火”の象徴です。
火は、情熱を表すワンドの象徴でもあります。
(四世界構造、小アルカナについてはこちらの記事が参考になります👉【これが力!】小アルカナのエースに見る無限エネルギー )
例えば、【1番 魔術師】では
魔術師(人間である私自身)が
ワンド(情熱)、カップ(感情)、ソード(思考•自我)、ペンタクル(体感)
という精神性を駆使し
自分の望みを現実に作り上げていました。
この節制のカードでは、
“情熱”というエネルギーそのものが
創造物を作り上げています。
さらに、節制のカードの一つ手前には
【13番 死神】が位置しています。
大アルカナのカードは
精神性の強烈な変化を表します。
死神のカードは肉体的な“死”よりも
精神的な“死”
おそらく
自分の中にある一つの人格、価値観の終わりを示しています。
ですから、死神のカードの次に位置する
節制が創造しているもの
それは、新たな価値観であり
その人の新しい人格、
新しい自我をつくっていると考えられます。
以前の自我が終わりを迎えた今、
新しい自我を作るのは
情熱という神秘の力そのものが行うということでしょう👼
では、
なぜ、価値観が変わった直後に
悪魔のカードが位置付けられているのか……。
それは、
何がよくて
何が悪いのか
新しい人格にとって
そういった判断基準が
一般常識や社会通念、道徳、世間体をベースにはしていないからでしょう。
人は、生まれてから成長する過程の中で、家族のルール、社会のルール、道徳的価値観などを取り入れ、自己を作り上げ、人間社会で生き抜いていきます。
ところが
そういった他者•社会と協調して生きてきた人生の中で、
例えば
不合理、不条理な精神的ダメージの深い出来事を経験します。
すると、
ダメージが深すぎるがゆえに、
これまで培った価値観では
その出来事を乗り越えることが
難しい場合があります。
そういった場合、
その出来事を乗り越えるため
これまでの価値観を葬り
価値観を一新するのですが……
そのような経過を辿ったため、
社会通念や世間体といった価値基準は
新しい価値観には
採用されません。
大きな精神的ダメージを伴う出来事が起こり、
人生が大きく変わっていく。
価値観が変容したことにより
良い方へつながることがあるのと同時に
悪い方へつながることがあるのです。
そして、
どちらを選ぶのか
決めるのは自分自身なのです。
悪魔とつながる
【15番 悪魔】のカードに描かれるのは
コウモリのつばさを持つ悪魔(サタン)が、
左手に持った燃え盛るたいまつを地面に下ろし、
右手を天に向ける姿です。
魔術師のカードと
反対のポーズです。
魔術師は、情熱を
天である潜在意識から
地上に降ろしました。
(魔術師の記事はこちらです👉【タロット魔術師の意味】私たちはみんな無限エネルギーの使い手だ )
しかし、悪魔😈は
地上である顕在意識から燃え盛る情熱
を得ているのです。
悪魔の持つたいまつの燃え盛る火は
人間の欲望を燃料にして燃えています。
悪魔の前面に立つのは
半獣半人の男女2人。
ゆるい鎖が首にまかれ⛓
悪魔の台座へとつながっています。
穏やかな男女2人の表情が印象的です。
男女の象徴するモチーフは
精神性の二極という側面です。
顕在意識と潜在意識、
男性原理と女性原理、
希望と不安、
光と闇……
そういった相反する側面を精神性は備えています。
この悪魔のカードでは、
相反する精神性が
どちらも悪魔とつながり、
獣性を帯びています。
獣性は、本能や欲望の象徴です。
しかし、男女の首の鎖はゆるく
体も半分は人間です。
悪魔を選び、悪魔とつながることを
精神性がそう決めているのです。
もちろん、半分は人間ですから
望めば、
首の鎖を外し
欲望から解き放たれることも可能です。
また、悪魔のカードは、
社会からの逸脱状態も示します。
しかし、社会からの逸脱状態が必ずしも社会悪とは限りません。
一般常識とは異なる選択が
新しい進化へのきっかけになることも
往々にしてあります。
悪魔のカードの意味として
“その人特有の魅力”とも読めます。
悪魔は完全に否定される存在ではなく、
闇から光へ、明るい方へ進むための作用にもなるのです。
欲望や魅力は
その人自身です。
悪魔は
私たちの心の中にいます。
鎖を外す方法
人になんと咎められようと
やめられないことはありますか?
悪魔のカードは
依存状態を考えると分かりやすいです。
たばこの吸いすぎ
お酒の飲み過ぎ
ギャンブルがやめられない
人に暴言、暴力を行う、意地悪、いじめをする
一見、社会性が維持できないような行為です。
こんなことをやっていると
いつか生活がままならなくなってしまうのは明らかですし、
社会生活を営む周囲の人にも
なぜそんなことをするのか、
理解してもらえないでしょう。
しかし、このような行為を行うと
心の中の不安やイライラが一時的に発散されます。
けれども
時間が経つと
再び
不安やイライラが起こります。
そのため、また同じ行為を行なって
不安やイライラを発散させます。
そして、再び
不安やイライラが出てくる……
こうして、永遠に繰り返します。
依存は、精神的依存に
身体的依存が伴うようになると
脱却するには
他者の助けが必要でしょう。
しかし、その前に。
身体依存まで進む前の段階……
日常生活が送れているなら(半獣半身の段階)、
自分で自分の首に巻いた鎖を外せます。
依存とは
社会生活を送る中で、苦悩する問題に向き合わないように
一時的に、その苦悩から目を逸らすために行う行為です。
根本的な悩みと向き合い、解決していないため、
依存行為をして発散した後も
根本的な悩みから、不安やイライラが生じてきます。
その不安やイライラを消すために
また依存行為を繰り返す……。
日々、依存行為を繰り返し、これが習慣になると
依存行為自体が
自分の問題となってしまうのです。
悪魔とつながっているだけのはずが、
気づけば、自分自身が悪魔になっています🦹♀️
たばこの吸いすぎ、お酒の飲み過ぎ、ギャンブルのしすぎ、他者へのストレス発散を行う前に、
自分の内面と向き合うことが
鎖を外す方法です。
例えば
他者への暴言暴力、嫌がらせなどが起こった場合、
されている側の人間は
する側の人間から離れること、
次に、自分を大切にすること。
“自分を大切にするとは自分の内面に向き合う”ことです。
そして、暴力や暴言、嫌がらせにつながらない選択をする。
また、暴力や暴言、嫌がらせをしてしまう側の人間は、
そういった行為をしてしまう前に
相手から離れること。
次に、自分の内面に向き合うことです。
よく、いじめや嫌がらせをする人間は加害者とされるのですが、
いじめや嫌がらせをする側にとっては
他者をいじめる行為によって
自分の精神性を傷つけ
自分の尊厳をおとしめることになります。
そういった視点から考えると
他者を傷つけると同時に
自分を傷つけていることになります。
「自分の内面と向き合う」ということは、
“自分を大切にする”とともに
“他者を大切にする”ことと
同じ意味になります。
占いで内面に向き合ってみる
私は、自分の内面に向き合うとき
タロット占いを使ってみます。
机上にタロットカードを何枚も展開し、
その意味を自分の内面と照らし合わせて🃏
状況を想像します。
意味が本音と違えば
違和感がしますから
違和感がなくなるまで
何度も考えます。
そうしているうちに、
すっきりと全体的に違和感のない解釈、気持ちの流れが見えてきます。
まるで、自分の過去•現在•未来の物語を見ているようです。
かなしいこと、つらいこと、思い通りにいかないことが目の前にありますが、
その物語をどうすればハッピーにできるか、
ヒントもカードの中に見えてきます。
私は、タロット占いで内面と向き合いますが、
みなさんは
瞑想だったり、
ヨガだったり、
スポーツだったり、
読書だったり、
編み物や創作活動だったり、
ゲームだったり、
スポーツや映画観賞だったり……。
意識せず
生活の中で自然と
内省している機会があると思います。
自分と向き合うことは
難しいように思えて、
自分が好きなことに熱中している間に
できてしまうものなんでしょうね☺️
ここまで、読んでくださってありがとうございます😊❣️
みなさんの毎日が
好きなことであふれますように💖
では、また👋🏻🍀
」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」 新規会員登録特典!3,000円無料クーポンプレゼント中 ココナラの【電話占い】に今すぐ登録
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